Hako Note

アラフィフのハロヲタ爺が長文やまとめを書きたくなったときに書く気まぐれブログ。人生ヒットエンドラン。

はじめて個別握手会に参加した2014年のレポを掘り返してみた

2013年春にひょんなことからハロヲタに転生した私ですが、単独のホールコンサートやハロー!プロジェクトコンサート、FCイベント、新曲リリースイベントなど、楽曲披露を伴う現場をメインに参戦しており、「音の鳴らない現場には行かない」などとほざいておりました(黒歴史)。

そんな私が2014年5月25日に、はじめて個別握手会に参加することになりました。きっかけは名古屋在住の友人Hくん(生田ヲタ)である。彼が名古屋で開催される個別握手会の券を4枚購入したところ(実際に購入したのはCDであり券は特典です)、全部鈴木香音さんの券であった訳です。当時のモーニング娘。'14は10人のメンバーがランダムで届くシステムになっており、その確率は非常に低いんですけどね。当時の状況から言うと、鈴木香音さんの握手券を生田衣梨奈さんの券に交換するのは非常に厳しい状況でした。私も香音ヲタに探りを入れてみるものの、みんなすでに券を確保していたり、当日は行かないという状況で、「よし、ここは自分が行ってみるか!」ということになりました。

当時は個別握手会当日に流れてくるtwitterのタイムラインを眺めながら、「楽しそうだけど、オレはそこには手を出さないぞ」なんて思っておりましたが、ちょっとずつ行きたい欲が沸き起こっていたのは事実でした。そして時は春ツアー真っ只中。ライブの感想なんかも伝えたい。そんなキモチも相まって、「4枚で名古屋遠征はさすがにもったいない」と、40枚以上集めて名古屋に向かうことになった訳です(初参戦でその枚数はおかしいと散々知り合いにツッコまれました)。

当時その個別握手会初参戦の様子をtwitterでレポートしたところ、そこそこの反響がありました(たぶん)。ただ、訳があってそのアカウントを削除しており、現在はそのツイートを見ることは出来ません。またそのレポートが大好きだという前述のHくんのリクエストもあり、当時のツイートを掘り返して(全ツイートのログをダウンロードしておりました)、改めてまとめ直してみたいと思います。基本的に当時のツイート原文ままでお届けします。ちなみに私は当時41歳の立派なジジイであります。

 

夜行バスで名古屋に着いたオレは定宿のサウナに。風呂でさっぱりしてすこし仮眠。昼前にはもう一度風呂に入り髭も剃る。香音さんに何度も会うのだ、2人きりで話すんだと思うと、冴えない風体のオヤジでも、デートに行く気分だ。清潔にはしておこうと念を入れる。

着ていくのは昨年の香音生誕T。実はあまり来ていない。香音さんらしいデザインだが、着るのが少し恥ずかしかったのが正直なところだが、今日は違う。香音ヲタとして本気を出さねばならんww サウナで香音Tを着込み、髪型も清潔感あるように整えていざ現場に。

さすがにチェキや個別で遠征してる関東からのヲタは少なく(いるにはいて安心感w)、見知った顔は少ない。でも東海組のヲ知り合いが絡んでくれて、少し気分が和む。 いや、間違えた。現場に行く前に、今日話すことのメモを作成したんだった。喫茶店で気持ちを落ち着けてノートに書く。

基本戦略は「とにかく褒め倒す」。どれだけ香音さんが好きか、どれだけいいところあるのかを伝えきる作戦だ。それ以外に聞きたかったこともメモる。大見出しはこんな感じ。
褒めポイント
昨日のコンサートのこと
歌のこと
トークのこと
メンバーのこと
ダイエットのこと

メモはできるだけ話し言葉に近い形で作成。たぶん全部は聞けないなと思いつつ、あとのセレクトは現場の雰囲気で行こうと決める。そして最初の挨拶をある程度決める。そこそこアバウトではある。

現場には早めに到着。着いてすぐ会った香音推しのお知り合いから野菜生活香音さんをもらうw まずは気分良く飲みきるところから現場スタート。チェキ組のチェキを見たり、数人でアレコレ話しながら握手の時間が迫る。少しずつ緊張感高まり、メモを見返したり、喉を潤したり。


モーニング娘。カゴメ新CMに出演 メーキング映像も公開

当時、モーニング娘。'14は、カゴメ「野菜生活」のCMに出演しており、メンバーの写真が入った商品がちょうど出始めた頃でありました。

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ちなみに現場は「名古屋市中小企業振興会館 第一ファッション展示場」。通称「吹上ホール」である。今も個別握手会の会場としてよく使われている。

 

ついに1部スタート。経験者の先輩と一緒に会場イン。ヲタが溜まる場所からは階段上って2階に会場がある。会場は妙に広い。メンバーの名前が書かれたブースの前に列がある。香音さん列の7~8人目だったか。並ぶ。待つ。誰も声を発さず、やたらと緊張感高まる。

開始時間を幾ばくか過ぎた頃、ブースの向こうで動く気配があり、メンバーの声が聞こえる。それぞれブースに入ってきた模様。なぜか生田の声ばかり聞こえるww そして開始のアナウンス。隣のブースからは、はるなんの甲高い声が響く。そして香音さんの声も。高まりMAX!!!

中からは係の人の「まもなくです」「お時間終了です」の声も聞こえる。そして、ついにオレの番。「どうぞ」と係のお姉さんに促されブース内に。前のファンが出て行くのが見えるタイミング。そして香音さんの目の前だ!! かわいい!! トキソラ衣装の香音さん!!

当時のレポツイートを貼り付けながら、とてつもなく恥ずかしくなってきて、やめようかとすら思えてきた。これこそ黒歴史なのではないかと思えてくる。
ちなみに「トキソラ」とはモーニング娘。'14の『時空を超え 宇宙を超え』このこと。名曲である。


モーニング娘。'14 『時空を超え 宇宙を超え』(Morning Musume。'14[Beyond the time and space]) (Promotion Ver.)

 

香音さんはまず「ありがとうございます!」と感謝の言葉から。コレは何回入っても最後まで同じ。入ってきた人の目を見て「ありがとうございます!」と。 右手を差し出すと、右手でふんわりと握ってくれる。柔らかい。そして全開の香音スマイルである。完璧である。

オレ「今日初めて個別握手会来ました!」
香音「ありがとうございます!」←笑顔全開
オレ「4部までたくさん来るから、よろしくね!」
係員の、お時間です!の前に、なぜか自分から流れてしまう痛恨のスタートww しかしにやける。ニヤケヲトメラレナイ!!

ブースからは列と反対の奥に出る。同じ部の握手券持ってたらそれを見せて、手前に戻る順路に入る。生田ブースと鞘師ブースの間を抜けて待機スペースに戻る。メモりながら戻る。そしてまた香音列に。10人ほどか。次は昨日のライブの話を選びメモる。

オレ「昨日の夜公演のMCで、エレベータの話したでしょ? あれ、すっごい分かるよ!」
香音「わかりますか?」
オレ「わかるわかる、オレもやるもんw」 

香音「ですよね!かわいそうですもんね!」←すっごい嬉しそうw
オレ(剥がされつつ)「そうだね、香音ちゃんらしいエピソードだなって思って聞いてたよ」
何だか凄い良反応。昨日の今日ってのが良かったか。そして早くも何となくコツをつかんだ気になるオレw

この握手会の前日は川口での単独ホールコンサート。そのMCで鈴木香音さんが話していた内容について会話しています。内容は、こんな感じ。
住んでるマンションの1階にエレベーターの中が見えるカメラがある。中に人がいるかを確認するためのカメラだけど、中の鏡で自分の顔を見たりしてる人をつい見かけてしまうときがある。そういうときは、そのまま下で待っていたらカメラで見られたことに気づき、相手が恥ずかしいだろうから、入り口に戻って、まさに今来たかのように振舞うというお話でした。鈴木香音さんらしいエピソード。

 

次はトキソラの今日の衣装とか、トキソラのときの表情とかを褒めることにする。
オレ「今日のトキソラの衣装いいよね」
香音「ありがとうございます!」(ニコッ
オレ「トキソラ歌ってるときの表情って特別に何か考えて作ってる?」
香音(上に目線をやって考える)「うーーーん、自然ですかねw」

なんか変な空気が流れつつ剥がされるw あかん、やってもうた!と気づく。 難しい抽象的な質問になってしまっていたことに気づいた訳だ。 褒める時は返事関係なく褒めてしまおう。 そして聞くときは聞こうと戦略を整えるw

香音列に並び直すと、前に知り合いが。並びながら「何周したんですか?」「何枚持ってるんですか?」とか聞かれ話す。「ちょっと慣れてきたよ」とか、オレ調子に乗って話すw 今度は笑顔のこと聞こうと決めてブースに入る。

ブースに入ると、前の知り合いが見えている状態で、香音さんがオレを見る。 「個別デビューってそういうことかぁw」
前の知り合いが、「次の人は今日個別デビューだよ」と言ったんだと気づく。 オレが「今日初めて個別来たよ」と言ったことは覚えてくれている模様。

しかしペース乱れるww
オレ「香音ちゃんはやっぱ笑顔だね。それが一番だよ。最近笑顔の作り方変えた?」 と謎の質問w
香音「どうだろう?うーーん?」
微妙な空気が流れたまま剥がされる。
またやってしまったことを悟るww

列に戻ると人数が減ってて、考える余裕がない。
オレ「ライブでよく、見えてますよ~って言うけどよく見えてるの?」
香音(目を見開いて)「見えてます、見えてます!」(手を目にやって)「目が合ったかなと思ったなら、それは確実に合ってますよ!」(ニコッ!)

ほとんどノープランで挑んだ今回が意外と好反応。ころころ変わる表情と、手振りがかわいいの何のw おじさん、改めてやられましたww 聞いた内容がシンプルだったからか、今日の香音さんは化粧が少し濃いかな? 目の形はホントキレイだなとか、鑑賞する余裕が出てきたw

よしやっぱり褒めモードで行こうとか思ってブースイン。
オレ「今日初めて個別に行くって行ったら、握手とか現場に来られない香音ちゃんのファンの人から、たくさん褒めまくってきてねって言われたんだよ」
香音(開いた手を口にあてて)「わぁ~~!」←すごく嬉しそうw

オレ「やっぱり歌って踊ってる香音ちゃんの笑顔が最高だね」
香音「やぁ~、ありがとうございます!」 からのニッコリ全開の笑顔。
この笑顔を間近で見られていることに、改めて感動する。かわいすぎるやん!

次は昨日のライブの話に。
オレ「昨日の川口の『なには友あれ!』のイントロ、まーちゃんと追っかけっこしてだでしょ?」
香音「ハイ、してましたね」
オレ「あの時、またぶつかっちゃった、まーちゃんと?」
香音「ぶつかってないですよ」(キッパリw
オレ「いや…、何かアイコンタクトしてるみたいに見えたから…」
香音(左斜め上を見上げてう~んと考えたのちに目を合わせて)「わすれちゃった!」(ニコッ)
ニコッが可愛かったからOK。
なお(ニコッ)は、目が線のように細くなる、マンガで書いたような顔ねw
なに友ネタをかぶせる。
オレ「さっき話したなに友のイントロだけど、追っ掛けっこしたり、あれって香音ちゃんが考えてるの?みんなで相談?」
香音「いや、なにも決めずに」 オレ「えっ?決めてないの?」 香音「はい!その場の流れでやってます!」
オレ「それで追いかけっこになったりするの?」
香音「はい!そうです!」 オレ「へぇ~」(剥がされる)
まさかの「なに友」ネタ連発で聞きたかったのが上手く聞けた感触。これは手応え感じましたね。 そして1部ラスト。
オレ「これで1部終わり。やっぱり香音ちゃんは香音ちゃんだなぁって。来て良かった!」
香音(くっしゃくしゃの笑顔で)「ありがとうございますぅ。」
オレ「また来るね」 香音さん目を細めて小さくバイバイとジェスチャー
アレは反則、可愛すぎるもんw

モーニング娘。の52枚目のシングル『Help me!!』の初回生産限定盤Fに収録されている、生田衣梨奈鈴木香音佐藤優樹工藤遥の4人による楽曲。当時、コンサートではなかなか見せ場のなかった鈴木香音さんにとっては、非常に大事な楽曲でした。

 

1部を終えて、うまくいったりいまいちだったり。すべて1枚出し。でも、香音ちゃんスマイル堪能してにやけ続け。ニヤニヤしたまま会場外に。ヲ仲間と合流してアレコレ話しつつ楽しさを共有。しかし、1部で時間ギリギリまで使ったので早くも2部の呼び出し。余裕はない。

何人かに部替えしてください!と頼まれ(なぜオレが対応できると分かるのか謎)、全部対応したり、ヲ仲間に譲ったりしてたら、2部は予定の半分に。とりあえず歌のこと、ボイトレのこと聞こうと決めて会場行り。意を決して全部まとめ出しすることにする。

1部で「まとめ出しいいですか?」と係の人に聞かれては「1枚で」と答えてたので、今度は行くぞと思い切って全部渡す。
オレ「まとめ出しで」
係員「まだできません。アナウンス流れてからです」
オレ「アナウンス流れるんですね?」
係員「まだ流れてません!」

ルールが分かってなくて少しヒヨるww 列から離れて後ろで待つも、なかなかアナウンスは流れないし、「溜まるな早く並べ」と急かされる。とりあえず1枚出しで一度入ることにする。 ボイトレのこと聞きたいってまず言おう。それからのまとめ出しや!

オレ「また来ました~。やっぱり香音ちゃんの歌好きだから、もっと聞きたいなぁって思ってるんだよね」
香音「ありがとうございます。(ちょっと申し訳なさそうな、悔しそうな表情で)頑張りますぅ」

オレ「ボイトレのこととか聞きたいからあとで聞かせてね!」
香音(嬉しそうな顔にパッと表情変えて胸の前に握り拳作る)「わかりました~!」
(お時間です~とはがされ) これは好感触!期待できるぞ!とひとりニタニタ盛り上がるww

早く並べの係員をフラフラかわしつつ、まとめ出しオーケーのアナウンスを待つ。話す内容を頭の中でシミュレーション。まとめ出しでしくじりたくない。入念に。そしてまとめ出しオーケーのアナウンス。意を決して並ぶ。 

まとめて出すと、ブース入り口のお姉さんが、中のタイムキーパーに「○枚です!」と伝える。緊張感とともにブースイン。

オレ「ボイトレのこと聞きにきたよ。ブログでまーちゃんとかさくらちゃんと一緒だったって書いてあったけど、一緒にやるの?」
香音「はい!一緒にやります!」
オレ「先生一人で一緒に?」
香音「そうです!」

オレ「どれくらいの時間やるの?」
香音「普通1時間半なんですけど、2時間やってくれるときもあります!(ニコッ)」
ボイトレ好きなのがホントに伝わる表情と声。2時間やってくれたときは嬉しい!って感じ(オレの脳内翻訳ww )

オレ「どんな曲やるの?」
香音「ん~、ツアーの曲とかが多いですけど……(斜め上を見つつ考える)『歌を練習する』って感じなので……」
ここでお時間ですの係員の声。やばい、考えさせてしもた! 剥がされつつも香音さんが粘る! 香音「他の曲やることもあります!」

このボイトレネタは、この日の朝フォロワーさんにヒントを頂いたもの。ピコーンと来たから、この日のメインテーマに。ボイトレどんなことしてるのか、少しでも聞いてみたかった。 結果的に少し考えさせる形になったけど、香音さんもお気に入りのトピックのようで、最後まで粘って答えきってくれた!

 まとめ出しの実感としては短かったように感じたが、一枚ずつだとここまで上手く話せたか、聞けたかは疑問。ありはありだと認識。握手の途中で係員が「今で半分です!」と言ってくれたのは(短かっ!)と思ったが親切だった。ペース配分できたよね。

2部終わり。まとめ出しにしたことで早く終わったけど、聞きたかったことを聞けて満足。でもここで、握手してたことに意識がほとんど行ってなかったことに気づく。ほとんどインタビュー。握手は飾りの様相。でも、あの時間握手しながら話したんだよなと少し浸る。

2部が早めに終わったので、ヲ仲間とアレコレ話しつつ、3部以降の作戦を練る。歌のことは聞けたので、メンバーのこと聞きたいなと、そこに焦点絞るかなと考える。ヲタのたまり場は、少し人数が減ってきた。みんな早い部で終わりにしたいんだね。だからこその部替え交渉かと。

3部と4部に枚数が偏ったこともあり、慣れてきたここからが勝負だぜと自分を奮い立たせつつ、ヲ仲間との会話で気分をほぐす。それとともに、香音ちゃんはじめメンバーのみんなは朝早くからでそろそろ疲れてるだろうなぁとも。ちょっと労いの言葉もかけようかなと考える。

3部スタート。明らかにヲタの数が少ない。開始時点で列がやたらと短い。枚数握ってて、まとめ出しを狙っての待ちなのか。そう思いつつも、この部はもう一度1枚ずつ出すことに決める。その方が長く楽しめる気もするし、自分には合ってそう。

オレ「また来たよ~。疲れてるでしょさすがに。ご苦労様」
香音「いや、私は別に」(香音スマイルまったく衰えず)
オレ「大丈夫?」
香音「はい!あっ、優樹ちゃん出てます?」(親指で後ろの方を指さす)
※まーちゃんは体調不良で2部お休み。

オレ「出てるみたいだよ」
香音「あっ、良かった(ニコッ)」
まさかの質問を受けるパターンw これは予想外ww

ちなみにブースは列を作る方から見て、左から期順にさゆ→さくらと10個のブースが横並び。ブース内ではメンバーは左側を向いて立ち、ヲタは右を向いて立つ形(たぶん全部同じ)。香音ちゃんからは後輩たちが後ろ側にいる形になる。はるなんの甲高い声が時折聞こえてくるw

次からは色々聞くことに。いくつかオフレコにした方が良さそうな内容もあり(個人的にそう判断)、その部分は全面カットにします。まぁ、そんなインサイダーな情報は言ってないと思うんですが、心情的にね。

オレ「昨日のライブだけど、きまプリなんかの衣装、ほら、下のヒラヒラ途中でとるやつさ、あれなんか気にしてたけど、どうしたの?」
香音「あれ、先に取れちゃって、へへw あっ!ってなっちゃってww」
「あっ!」の表情がすこぶる良い。とにかく良い。炸裂!撃沈!

今日一番の香音ちゃん感(だーいし感みたいなものw)を感じて、えらく高まる。これは幸先良い。行けるぜ!と調子に乗る。そして、予定していたメンバーのことをアレコレ聞くことにする。
オレ「はるなんブログの壁ドン! あれさ、どういう流れでやることになったの?」

オレ「香音ちゃんがやってって言ったの?」
香音「あれは、色々練習していまして・・・・」 (口を濁す感じでまごまごする)
あれ?まさかこれダメなやつ?と思ったら剥がされる。
オレ(剥がされつつ)「また、あとで続き聞くね?」
香音「(完璧笑顔に戻り)はい!」

ヲタの数が少なく、戻るとすぐに自分の番。メモも最低限に済ませる。
オレ「壁ドン、何の練習してたの?」 (説明しづらそうだったがかぶせる。というか余裕なし)
香音「(人差し指を口にあててシーッ)それは内緒」(←くっそ可愛いw)
オレ「今は言えないのね?」

香音「いつかわかります!(キリッ」

オレ(ふんふん)
香音「私がやりますから・・・(フフフって笑い)」
最後ちょっと聞き取れなかったかも、そんな感じの言い方でした。 何でしょうね。ちょっと気になるけど、はるなんブログだからリリウム関連じゃないよね。

これ実際に何だったのかよく覚えていません。わかる方いたら教えて下さい。
この前日に上がった飯窪春菜さんのブログがネタもとです。

おどぅまさん♡壁ドゥン 飯窪春菜 | モーニング娘。‘20 天気組オフィシャルブログ

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メンバーネタで責める。
オレ「最近、どぅのこと好きだって感じで言ってるじゃん?」
香音「そんなことないですよ」
オレ「えぇぇ~?!」
香音「えっ、うん、ハイw」(←照れる香音さん最強w)
オレ「どぅがディズニーランド鈴木さんと行きたいって言ってたじゃん?」

香音「行きたいですぅ」(←拗ねてるみたいな表情。上手く説明できないが脳内保管頼む。香音さんがよくやるやつ!)
オレ「行けてないんだ。行く予定は?」
(剥がされつつも答えてくれる)
香音「(親指で肩越しに後ろを指さし)ほら、中学生だから」

あんたもつい最近まで中学生だったろwwwと心の中で盛大に笑いつつ列に戻る。メンバーの話はいいな。香音さんらしさが出る出るw 可愛いよぉ。次はあたためてたネタ、香音ちゃんを甘やかせ隊ネタだ。年上10期に甘えさせる作戦発動!!

オレ「オレさ、香音ちゃんを甘やかせたいなっていつも思ってる人だからさ、はるなんとかあゆみんに、もっと甘えてくれたらいいなって思ってるんだよね」
香音「(驚いたような表情で目を見開いて)甘えてますよ~!」
オレ「そうなの?」
香音「はい!(ニコッ)」

何度も言いますが(ニコッ)は目が線のようにたれ目になり、マンガで書いたようなAAのような満面の笑顔ね。これだって最近の写真が見当たらないんだよね。誰か持ってたら見せてくれると嬉しいなw(←他力本願w

剥がされつつ、 オレ「その話またあとでね!」 この部はあくまでも1枚出し。人数少なくて回転速いから、こんな感じでも会話続く感じ。ただ、そろそろまとめ出しの人が増えてる。時間も終了が迫る。

オレ「はるなんとかあゆみんには、鈴木さん呼びやめて、香音ちゃんって呼んでもらいたいなって思ってるんだけど、どう?」
香音「あぁぁ(それ来ましたか的な感じ)今更感があるんですよね、3年経ったから」
オレ「そうかぁ」

(剥がされつつ)
香音「(机の上で両手を下に向けて左右に小刻みに振ってまぜるかのようなポーズで)何かあぁぁぁってなっちゃうww」
そうか、よく聞かれるネタなのかもな。答え用意してた感じ。
はるなん、あゆみん、その空気感を突破して香音ちゃん呼びを是非!

(ニコッ)の表情に関して、フォロワーさんの援護あり。ありがと! りほかの画像を探せばいいことに気づいた。この表情が近いですね。想像補完よろw

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 オレ「さくらちゃんとカレーデート何度か行ったり、生田とバースデー?・・・あれ?・・・あっ、ディズニーランドか行ったりしてるみたいだけど、他のメンバーとはプライベートで遊びに行かないの?」 (DLをBDといってしまう謎の痛恨ミスで時間大幅に使うw)

(剥がされつつ) 香音「(首を左右に振って)行かないですねぇ」 ここに来ての痛恨のミス!しかもたいした返事は帰ってこないww やってもうた感。

ここで終了時刻まもなく。列もほとんど人がいない。残り2枚のまとめ出しでどうしても伝えたかったことを言うことにする。
オレ「道重さんの卒業のことだけど、ブログで今はまだ気持ちが整理できてなくて自分の気持ち言えないって言ってたでしょ?」
香音「はい・・」

香音「うーん」(今答えようと天を仰ぐ)
オレ「いや、今じゃなくていいよ。またブログでファンのみんなに伝えて!」
香音「(ちょっと考えて)ハイ!出来れば書きたいです。」
オレ「上手に書けなくてもいいから、素直な今の香音ちゃんの気持ちをね!」

香音「ハイ!(ニコッ)」
オレ「(剥がされつつ)ホント、上手にまとまらなくていいんだからね!今の香音ちゃんの気持ちをね!」
これは是非伝えたかったことだから、ちょっと言葉足らずだったけど、伝えられて良かった。「今は言えない」じゃなくて、まーちゃんのようにぶつけて欲しいなと。

3部終了。会場から溜まり場に出ると、時間ギリギリまで使って出てきたオレを、2部や3部で終わりのヲ仲間も待っててくれてた。嬉しいなぁ。やっぱり1人じゃなくて仲間が居て、その場で気持ちを共有できるのは嬉しい。オヤジのくせに寂しがり屋だからなww

ヲ仲間も減り、溜まり場のヲタの数も更に減ってきた。そして外は気づいたら夜。そして、まだまだ開始時間まで間があるのに、スタッフが会場に行けと急かす。並ぶだけなのに。まとめ出しの人も行けと。ちょっと落ち着いて、最後の4部の作戦を練る。やっぱり最後は褒めよう。

3部は色々インタビューする形になったけど、香音ちゃんも相当疲れてるはずだ。褒めよう。それをメインで行こうと決める。褒めネタをチェック。言うこと頭に入れてるはずなのに、ブースの直前まで来て忘れてしまってメモ見ることも多数。メモしてきて正解だったな。

そして、遠征の大きなカバンで参戦したのは少し失敗。2・3部は見ててくれる仲間がいたので、メモとペンだけポケットに入れて参戦したけど、4部では大きいショルダーを持ったまま握手。出来れば手ぶらがいい。必要なもの以外は、コインロッカーに入れてくるんだったと反省。

4部スタート。圧倒的に人が少ない。スピードが要求されるなと覚悟して開始。
オレ「遅くまでご苦労様」
香音「ハイ!いえいえ」
オレ「いつもメンバーの頑張り見てパワーもらってるよ。あと少し頑張ってね!」
香音「ハイ!」
変わらぬ笑顔での対応に感動すら覚える。

オレ「やっぱり香音ちゃんの歌がすきだなぁ。ハロコンの美学、DVDで100回くらいループしたけど、すごくいいよねぇ」
香音「えーーー!? ありがとうございます。でも下手だと思う~(悲し顔)」 (剥がされつつ)
オレ「イヤ凄く良かったよ、オレは好きだよ!」


Kanon - The Bigaku

2014年冬のハロー!プロジェクトのコンサートで披露されたら『The 美学』。先輩のスマイレージ福田花音さんとの「ダブルかのん」シャッフル。実力派の先輩メンバーに食らいつく鈴木香音さんが素晴らしい!

 

オレ「ハロコンの映像見てたら、全体曲でもユニゾンの香音ちゃんの声よく聞こえるんだよね」
香音「ホントですか?(ハッ!ってした顔)」
オレ「ユニゾン支えてるなって感じだよ」
香音「ありがとうございます!」
嬉しそうにしてくれてオレも嬉しくなっちゃうw

オレ「モーニング娘。の曲でもユニゾン支えてるのは香音ちゃんだなって思ってる。いつも全力で手を抜かないし」
(香音ちゃん、目を見開いてウンウンと大きくうなずきながら聞いてくれる)
オレ「力強く歌うからね」
香音「(目を細めて)ありがとうございます!」
オレ「ユニゾンの話だけど、トキソラ、ドンドン良くなってるよね。最初ね、香音ちゃんの声聞こえなかったんだ」
香音「そうですね」
オレ「今は聞こえる。響いてくるよ」
香音「あぁぁぁ、ありがとうございます!」
ホントに嬉しそうに喜んでくれたよ。オジサン泣く!

オレ「ちょっと早いけど、バースデーイベント楽しみにしてるんだ」
香音「まだわかんないんですよね(困り顔)」
オレ「去年のも楽しかったけど、今年は1人でやって欲しいな。ソロたくさん聴きたいから」
香音「(胸の前で拳を強く握り)はい!ありがとうございます!」

オレ「コレも早いけど、ハワイ行きたいなって迷ってるんだ」
香音「あー、はい」
オレ「ソロやるよね?」
香音「(ちょっと困った顔で)うーん、やるかなぁ?わかんないです」
オレ「楽しみにしてるね、行けるならww」
これは言えないことを聞いちゃった。失敗。

オレ「1人カラオケ最近行けてる?」
香音「(残念そうに)行けてないですぅ」
オレ「行けるなら何歌いたい?」
香音「うーーーーん」
(香音ちゃん考える、そして剥がされるが、ブース出る直前で)
香音「島谷ひとみさん!」
ちゃんと答えられたことに納得の表情。

ここで最後の1枚だけ残してのまとめ出し。列も途切れつつあるし、渾身のまとめ出し。ぽっちゃりネタ、バラエティ番組のことを聞く。褒める作戦
オレ「ぽっちゃりネタ解禁したけどさ」
香音「はいはいw(笑顔)」
オレ「あれ、まだガンガン行きたい?」

香音「(今日一番の力強さで)行きたいです!!」
オレ「バラエティ番組、バンバン出て行きたい?」
香音「苦手だけど出たいです!」
オレ「苦手なことないでしょ?」
香音「いや、ホント苦手なんです。おなか痛くなっちゃうし(悲し顔)」

オレ「場数だけだよ、慣れたらイケるよ。大丈夫!」
(何で上から目線なんだよ、説得力もゼロだよというツッコミは禁止ww)
オレ「この前のクイズだってなかなかチャンスなかったけど、いい顔抜かれてたじゃん!」
香音「いやぁ、家でお父さんと見て笑ってたんですよ」

テレビで抜かれた「ポカァっ」とした表情を再現してくれた!!!
(誰かキャプ画像補完頼む!!)
香音「こんな顔しててw ハハハ!」
オレ「いやぁ、あの顔だって可愛かったよ!だから抜かれたんだよ!お茶の間で人気出るって!! ガンガン行こうね。応援してる!!」

渾身のまとめ出しで、ぽっちゃりネタからバラエティ番組のことまで色々聞けた。「トークより歌を頑張る」と宣言して、それはそれで嬉しいことなんだけど、バラエティ番組出演にも、ドンドン行きたいって言ってくれてひと安心。香音さんはお茶の間のアイドルになれる素材です!

ラスト1枚。感謝を全力で伝える。
オレ「香音ちゃん、コレで終わり。たくさんお話しできてホント良かった。来て良かった!」
香音「ありがとうございます!」
オレ「ずっと応援するからね、ずっとね!」
香音「はい!ありがとうございます!」

(剥がされつつ、香音さんを目に焼き付けるように見る)
オレ「その笑顔だよー!」
香音「はーい!!」
最後まで変わらぬ笑顔で誠実に対応してくれました。 感謝の気持ちを伝えるはずが、最後オレは香音さんをずっと応援すると誓うことに。その気持ちに嘘偽りなし!!

香音さんは、何度ブースに入っても、必ず「ありがとうございます」と感謝を伝えてから手を差し出してくれた。それも満面の笑みで。全力の香音スマイルで。それだけで素晴らしいんですが、どんな質問にも、誠実に一生懸命答えてくれた。こんなオッサンに。紛れもなく天使です!

この日はAKBの握手会でのこぎりを持ったファンがブース内でメンバーを切りつけるという信じられない事件があり、世間を大きく賑わせた日でもありました。ちょうど握手会を行っている最中にその事件の速報が入り、メンバーの耳にも入っていたようです。そんな中、普段通りに握手会をこなしてくれたメンバーに6年経った今でも感謝です。なお、この事件以降、握手会での警備強化がどこでも厳しく行われるようになりました。
AKB48握手会傷害事件 - Wikipedia

 

昨日の今日の状況、握手会の賛否が問われるような状況で、握手レポを続けるのは正直少し憚られましたが、最初で最後かもしれない個別握手会の記録を残しておきたいという強い思いと、やはり香音さんの素晴らしさを伝えたいという強い思いで書き切りました。

そして、私の今回の握手会参戦スタイルは普通の形ではありません。あの枚数持って行くのも普通じゃないし、すべて香音さん券だというのも普通じゃないです。自覚しています。ただ、名古屋まで行って半日を使うことになるということ、これで最初で最後にするかもしれないってこと。色々考えての形です。

ひとつ言えることは、メンバー(香音さんのことしかわかりませんが)は真剣にこの握手の場に立っているんだと改めて認識しました。支えてくれているファンに真剣に接してくれました。疲れひとつ見せずにキレイな姿勢で笑顔を振りまき続けた香音さんには頭が上がりません。本当にありがとう。

オレもどんな仕事でも全力で取り組まなきゃいけないなと15歳の少女に改めて教えられました。パワーをもらいましたね。彼女たちの本業はパフォーマンスを見せること。握手をすることではないのは当然ですが、彼女たちは与えられた仕事に本当に真面目に取り組んでいる。そのことは間違いのない事実。

当然のことだけど、あぁやってそばで2人で話す機会は、メンバーとの距離感を凄まじく縮めてくれます。もう香音ちゃんの友だちになったような気分です。なんか子どもみたいな感想ですがそんな感じです。その是非は議論されるべきでしょう。ただ、私自身はこれまで以上に香音さんが好きになりましたね。

うまく話せたり聞けたりした場面、どうもうまく行かなかった場面、たった数枚握って行く握手会でのひとつの参考にもなればなとも思っています。最後まで読んでくれた方々、どうもありがとうございました! まじめな話はこれで終わりですw いつもの頭おかしいツイートに戻りますww

あんな近くで香音ちゃんの美しい顔を見続けられたのは眼福だったな。ころころ変わる表情が可愛かったぁ。個人的には握手はいらないな。そばで話ができれば、昨日の満足度はほぼ完全に得られるな。

今改めて読み返してみると、自分の未熟なところやお恥ずかしいところも散見されましたが、参加したその時の熱量をそのままお届けするため、当時のツイートのまま掲載しております。ご了解下さい。そして、こんな私の相手を真摯にしてくれた鈴木香音さんはこの2年後にモーニング娘。ハロー!プロジェクトを卒業、そして芸能界を引退され、今は一般人として生活されております。読み返して改めて当時の彼女への感謝のキモチが溢れてきました。今さらではございますが、当時たくさんの喜びを与えてくれた感謝と、今後の幸せな人生への祈りを本投稿の最後に添えたいと思います。

 

香音ちゃん、ファンへのたくさんの愛をありがとう。
そしてあなた自身にも愛が溢れる素晴らしき人生を。

ハロヲタじじいが超短期間でラブライバーになったお話

私は47歳のじじいである。2人の子どもたちは大学生だ。
30代までヲタクとは無縁だった私が、40歳を間近に迎えて「ハロー!プロジェクト*1 にハマり、50歳が見えてきたこのタイミングで「ラブライブ!」シリーズ*2 にハマるという経験をした。このことを順を追って記したいと思う。正直に言う。私はアイドルの追っかけ「なんか」をやってる人のことを完全に馬鹿にしていた。「下に見ていた」と言っても良い。そして、自分がアイドルを応援することの喜びを知ったあとも、「萌えアニメ」に夢中になる大人を心のどこかで馬鹿にしていた。2次元のキャラクターを推すとか意味がわからないと思っていた。少ない情報と狭い視野からの偏見に凝り固まっていた、過去の自分をぶっ殺してやりたいとさえ今は思う。自分の知らない世界のことを、自分の知っているホンの少しの情報と価値観だけでアレコレと判断すべきではない。そんな反省もふまえてこの投稿を書き綴っている。ハロヲタの皆さんにはラブライブ!シリーズの紹介になればと思うし、ラブライバー*3のみなさんにも、よろしくお願いしますというご挨拶とともに、実在するハロー!プロジェクトというアイドル集団の素晴らしさをホンの少しでもご紹介出来ればと思っている。少し長くなるかもしれないがおつきあい頂けると幸いである。

 

ヲタク趣味とは完全に無縁だった30代まで

趣味は酒と読書にプロ野球観戦という、いわゆる普通のサラリーマンであった。息子の野球チームのコーチをやったりもしていたが、ほぼ無趣味と言って良いような人間だったと思う。子育て時期であり、仕事に没頭するタイミングだったこともあったが、少なくともヲタク的要素は皆無だった。そんな私だが40歳を迎える直前、2013年の春にまさに急坂を転げ落ちるようにハロヲタ*4になった。当時中学生だった娘が見ていた動画を横から覗き見したのがキッカケだ。今でも自分のどういう素養や嗜好に刺さったのかはよくわからない。しかし、現場至上主義のガリガリハロヲタになるまでに時間はかからなかった。

 

39歳で急にモーニング娘。にハマる

最初にハマったのはモーニング娘。である。
モーニング娘。ってまだやっているんだな」というのが最初の感想だが、9期オーディションの映像を見たことをキッカケに、漁るようにYouTubeの動画を見まくった。少女達の真摯なパフォーマンスを中心とした活動を見ることで喜びと幸せに満ちあふれ、どうして今まで出会わなかったのかと後悔した。かわいく、そしてかっこよかった。
はじめての現場はよく覚えている。モーニング娘。の中学生メンバー5人で行われたトークイベントに参戦した(昭島モリタウンで行われたリリースイベント)。勇気を出してCDを買い握手会に参加したあの日、「オレはこの子たちをずっと応援していくんだ!」と心に誓うような感覚を得たことを覚えている。アイドルを応援するということの素晴らしさに気づいた瞬間である。その後、9期メンバーの鈴木香音さん*5を中心にモーニング娘。を応援することになるわけだが、コンサートや握手会に足繁く通い、多くのハロヲタの友人が出来る喜びも知った。大人になってから友人ができる喜びは何物にも代え難いものだった。ハロプロのファンの多様性も相まって、世代も性別も違う友人と共通の趣味を通じて盛り上がれることはあまりに新鮮であった。


モーニング娘。 『ブレインストーミング』(Morning Musume。[Brainstorming]) (MV)
※私がハマった当時にリリースされたシングルで、このシングルのリリースイベントが私の初現場であった。

 

42歳でハロプロの新ユニット「こぶしファクトリー」にハマる

その後、2015年夏にメジャーデビューした「こぶしファクトリー」を、リーダーの広瀬彩海さんを中心に応援することになる。デビューを目前に控えた彼女たちの初々しさと前向きな輝き、そして新人らしからぬパフォーマンスに惹かれた。デビューからそばで見ていることで愛着が湧いただけでなく、彼女たちのパワフルなライブの楽しさ、ライブでのファンとの一体感にどんどん引き込まれていった。昨年のゴールデンウィークには初の単独ホールコンサートを開催し、そのステージに涙したことは記憶に新しい。彼女たちの魅力がどれほどのものか、そして私がどんなキモチで応援してきたかは一言では語り尽くせないが、この投稿の本質からは外れるのでこの程度にしておきたい。ただ、こぶしファクトリーを通じてまた多くの良き友人達と出会えたことが私の財産であることを記しておきたい。


こぶしファクトリー『明日テンキになあれ』(Magnolia Factory[Let it be a fine day tomorrow])(Promotion Edit)
※2018年春にリリースされた5人体制最初のシングル。パワフルボーカルで聴かせるライブの鉄板曲である。

 


こぶしファクトリー《アカペラ&ボイスパーカッション》LOVEマシーン
※彼女たちの活動の後半は歌に力を入れたもので、アイドル離れしたアカペラの魅力も大きな話題になった。

 

こぶしファクトリーの解散が決まる

そんな彼女たちが、今年の1月に解散を発表した。3月30日にTOKYO DOME CITY HALLで開催するラストライブを持って活動を終えることになった。デビューからずっと応援してきたグループの解散は私にはあまりにもつらい、受け入れがたいものだった。あえて仕事に打ち込み、こぶしファクトリーのことを考えないようにしていないと普通でいられないレベルであった。しかし、最後の日が近づくにつれ「彼女たちの気持ちにちょっとは寄り添えたらな」と、少しずつ受け入れるようになっていた。
だが、ご存じのとおり2月頃からは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化してきた。その状況の中、3月に発売されたラストシングルのリリースイベントはほとんどが中止となり、我々ファンはメンバーに直接最後の挨拶も出来ない状況となってしまった。そしてラストライブも無観客で行われることとなった。ライブビューイングやCS放送での中継で見守ることしか我々には出来なかった。今考えるとこのタイミングで無観客でも開催されたことはギリギリの判断だったと思うが、ファンとしては、ラストライブをこの目で見られなかったことは、あまりにもつらいものであった。


【ハロ!ステ#335】こぶしファクトリー ライブ 2020 ~The Final Ring!~スペシャル

 

コロナ禍の自粛期間に入る

このあとすぐに緊急事態宣言が出され、 個人的にも自宅でのテレワークが基本の生活が5月いっぱいまで2ヶ月続くこととなった。こぶしファクトリーの解散をこの目で見送れなかったこともあり、ハロプロに対する興味は少し落ちていたような気がする。こぶしファクトリーのメンバーの1人、井上玲音さんはその後ハロプロの先輩グループであるJuice=Juiceに加入することになった。個人的にはこの井上玲音さんと、ハロプロ研修生時代から応援しているモーニング娘。'20の加賀楓さん、Juice=Juiceの段原瑠々さんの3人を応援していこうと思っていたのだが、ライブやイベントはすべて中止となり、供給されるコンテンツも乏しい状況であったことも拍車をかけた。そんな中、ハロプロメンバーがアニソンを歌うという企画のYouTube動画が上がった(ハロー!アニソン部 - YouTube)。6月11日のことである。


2020年2月収録【ハロー!アニソン部#1】はじめまして企画!!ラブライブ!歌います♪【Snow halation】【Angelic Angel】

 

上の動画を見て頂いたらわかるが、いきなりの「ラブライブ!特集」なのである。ハロプロメンバーが、3次元のホンモノのアイドルがラブライブ!の楽曲を歌うのである。
あとから知ることになる訳だが、4つの連なる動画の中でμ'sの楽曲が8曲歌われている。
応援しているモーニング娘。'20の加賀楓さんは無類のアニメ好きとしても知られ、この動画では西木野真姫さん推し*6であることを公言している。そして、この企画のトップバッターとして『Snow halation』を歌うのである(加賀楓さんの歌唱は上の動画の6:59~)。ラブライブ!シリーズをご存じの方であれば、言わずもがなの名曲である。残念ながら私はカケラも知らなかった。ただ、加賀さんが楽しそうに思い入れたっぷりに歌うのを見てた。
今思えば、この瞬間に心躍らせたかった。何故オレは「ラブライブ!」を知らなかったんだ!!!

ちなみにハロプロ随一の歌姫小田さくらさんは『ユメノトビラ』を、前述の井上玲音さんは『僕らは今の中で』を歌っています。素晴らしいのでラブライバーの皆さん是非。
小田さくらさん『ユメノトビラ』
井上玲音さん『僕らは今の中で』

そんな感じで「ラブライブ!」って聞いたことはあったけど、ハロプロメンバーも好きなアイドルアニメなんだなぁってことと、楽曲はどれも良かったなという印象だけだったのが正直なところである。

 

私の前に「ラブライブ!」への求道者が現れる

この翌日6/12の夜だった。久々にハロヲタの友人数名と会うことになっていた。本当に巡り合わせは怖い。いや素晴らしいと言うべきか。
5年来の友人である30代前半のYくんから、「ラブライブ!見た方が良いですよ。最高ですから」「加賀さんも大好きなんですよ!」「騙されたと思ってまず1期の数話だけでも」というノリで30分近くプレゼンされた。私は彼との付き合いの中で一度も「ラブライブ!」という言葉を聞いたことがなかったので驚いた。パフォーマンスに定評があるハロプロのメンバー達が好きだと言い、筋金入りのハロヲタも勧めてくる。これはちょっと見てみようかなと思い始めた。翌朝、彼からは「U-NEXT」か「Dアニメストア」に初月無料で加入するように具体的なアドバイスまで届いたw

 

推しのラブライブ!に関するツイートが上がる

そしてその翌朝である。6/13の土曜日の朝である。前述の元こぶしファクトリーのリーダーである広瀬彩海さんのこんなツイートが流れてきた。

※大変わかりにくいのですがが、私が推している広瀬彩海さんは,私と同様にモーニング娘。'20の加賀楓さんを推しています。ちなみに広瀬彩海さんはアイドル活動を卒業し、シンガーとして活動されておられます。上記のツイートは午前中に消すと書かれているものの、1ヶ月以上経った今も消されていませんw

5年間ずっと推してきた(今でも推している) 広瀬さんが、こんな高いテンションのツイートをしているのだから、さすがに私も興味を持った。昨日Yくんに勧められた直後でもある。これは見ない訳にはいかないなと。ちょうど土曜日で休みである。時間はたっぷりある。

 

3話で早くも号泣したじじい

1、2話とふわっと感動しながら見る。かわいいなオイ。軽く涙も出る。じじいなので涙腺は緩い。アイドル現場で泣いたことも何度もある(自慢するな)。
軽く泣かせてくるなあと思いながら見ていたが、3話である。
3人が講堂のステージで歌い、踊り始めた瞬間、完全に号泣した。まだ見てない方にネタバレはしたくないので書かないが、もう素晴らしいのである。ラブライバーなら全員が共感できるはずだ。土曜日の深夜、アニメを見て号泣するじじいである。家族にバレないかハラハラしたぞw
前述の求道者Yくんに連絡した。「何だよこれ!号泣したぞ!」と。
Yくんは「3話で号泣してたら、このあとどうするんですか!」と笑っていた。
翌日、6/14(日)には1期13話を一瞬で見終えていた。全話泣いた。Yくんの予想通りである。ラブライバーならこのキモチはわかってくれるはずだ。いるのかどうかしらんがじじいのラブライバーならなおさらだ。オレはたった1日で自分の価値観が大きく変わったことを自覚した。2013年にテレビ放映されたアニメ作品が、7年後ひとりのじじいを感動させ、価値観を変えたのである。


Love Live! 1st Season #1 (EN.TW.KR Sub)

※「ラブライブ!」の1話です。YouTubeで無料で公開されています。是非。

 

2次元の推しが出来た

ちょうど1期を見終わった頃だったと思う。Yくんから「で、推しは誰ですか?」と質問が来た。ちょっと考えた。私はまさか2次元のキャラクターに推しが出来ると思っていなかったのだが、自分に問いかけてみたら、そこには私の推しが確かにいた。心の中に実在した。Yくんには「誰だと思う?」とイジワルに質問してみた。彼は「海未ちゃんでしょ?」とノーヒント・ノータイムで当ててきた。*7さすが一緒にヲタ活やって5年である。これは自分にとっては大きな驚きではあった。かつてアイドルファンを軽蔑していたのと同様に、2次元のキャラクターを推すという概念すら自分には想像を超えたことであった。でもそれが自分に起こったのである。紛れもなく、オレは海未ちゃんを推してるのである。(こうやって書いているとやっぱりかなりキモいw)

 

じじいはラブライバー

そこからは転げ落ちるようにμ’s(ミューズ)*8の魅力に取り付かれた。ラブライブ!2期、そして劇場版と見終えると、声優さんたちのライブ映像にも手を出した。アニメの映像を再現する声優さんたちのライブの魅力は新鮮だった。正直に言うと最初μ’s声優さんのパフォーマンスを見たときは、「歌は上手い人いるけどダンスがなぁ」と感じていた。しかし、キャラクターボイスでライブ全編を歌い続け、そのキャラクターを愛情をもって演じるステージは単純に素晴らしく、イッキに魅力に吸い込まれた。声優さんたち自身が個性豊かで魅力たっぷりだったこともある。そして同時に、「自分はμ’sにはもう会えないのかもしれない」という事実にも打ちのめされることとになった。何故オレはμ'sを知らなかったんだ!と何度も呪ったが仕方がない。ただ、後追いヲタクの利点はある。溢れるコンテンツを浴びるようにイッキに摂取することが出来るのだ。超にわかヲタクのくせに、3話の「講堂のライブから参戦している古参」であるかのような感覚でμ'sのあらゆるコンテンツを身に浴びた。幸せである。自分にそんな才能があったことに改めて驚いた。そして、自分がラブライバーであるという自意識すら芽生えてきた。素晴らしい!


【試聴動画】ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive! Blu-ray/DVD
※アニメ放送1期終了後に開かれた声優さんたちによるライブ。アニメの名場面を再現しているシーンを見て私はまた泣きました。素晴らしい。

 

そして「ラブライブ!サンシャイン!!」へ

μ'sが好きすぎて、なかなか踏み出せなかったが、そこはヲタク経験がモノを言う。摂取すべき目の前のコンテンツを消化しないわけがない。シリーズ第2作の「ラブライブ!サンシャイン!!」も見始めた。Aqours(アクア)*9 の魅力にも私はすぐにハマった。2期26話+劇場版を見るまであっという間だった。アニメの舞台となった沼津の美しい景色に魅了され、現地への聖地巡礼したいキモチが抑えられなくなり、主人公の家のモデルとなった旅館の予約も取ってしまった。そして、Aqoursの声優さんたちのパフォーマンススキルの高さ、アニメシーン再現のクオリティに唸った。ライブのBlu-rayも買った。声優さんの個々の活動をチェックしたり、スクスタ*10もインストールした。そして一番くじが発売されると聞けば、発売日にμ’sとAqoursと両方買うまでのラブライバーに成長した訳である。我ながらここまでが一瞬過ぎるとは思うが、ハマる時はこういうものである。仕方ないw

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一番くじで当てたタオル。発売日開店直後に購入したのでタオルはメンバーが自由に選べる幸運に恵まれた。Aqoursのタオルを誰にするかは店員の前で軽く30秒は迷っていたw

 

ラブライブ!ハロプロの共通点

そして今、何故私がラブライブ!シリーズにハマったのかを改めて考えてみると、ハロプロとの共通点がいくつか出てくる。当然ではあるが「アイドル」というものが共通している。しかしそれよりも、楽曲が素晴らしいことがポイントではないかと思っている。どちらも音楽と真っ正面から向き合ったプロジェクトである。私が長きに渡ってハロプロを楽しんでいるのは、ひとえに楽曲が良いからだと改めて思う。2014年頃までは、つんく♂氏が総合プロデュースを手掛けており、その楽曲のほとんどを彼が作詞作曲している。その総楽曲数は1000曲を超えると言われており。その楽曲群は多種多様である。つんく♂氏がプロデュースの表舞台から去ったあとも、ハロプロはその楽曲の多様性を維持し、多くのファンに愛されている。
ラブライブ!もその楽曲の素晴らしさは特筆モノである。どういった制作体制で、どんなプロデュースが行われているのかまでは知り得ていないが、アニメ本作で使われる楽曲(オープニング・エンディング楽曲や挿入歌)は漏れなくどれも素晴らしい。また、アニメには登場しない楽曲が数多く、その中にはグループ全員で歌う楽曲だけでなく、ユニット曲や個人曲もある。特にこのユニット曲や個人曲は挑戦的で尖った楽曲から、70~80年代を感じる懐かしい楽曲まで多種多様で、シリーズ全体の楽曲の多様性を産み出していると感じる。ハロプロファンには「BEYOOOOONDS」*11 の中の「CHICA#TETSU」「雨ノ森 川海」の楽曲を思い浮かべてもらうとイメージしやすいかと思う。
好みの問題が多分にあることは承知の上だが、「音楽」をしっかりと創り、それを中心としたプロジェクトだからこそ愛せるというのは、双方のファンにとってもおそらくしっくりと来る解釈ではないかと思われる。
また、グループ全員で歌いながら、ソロパートを細かく繋ぐ手法も共通点に挙げられる。何故ソロパートを繋ぐのがいいのか、私個人としても完全な解答を手にしてはないが、それぞれのメンバーの歌声を繋ぐことで個々の魅力が際立ち、それが繋がることでグループの色が見えるのではと思っている。
そして、生のライブ活動を大切にしていることも共通点に挙げられる。ハロプロはライブが主戦場である。ファンの前で生のパフォーマンスを行うことを何よりも大切にしている。どのユニットも年間100公演以上の各種ステージに上がる。ラブライブ!の声優陣によるライブはその回数こそ少ないが、リハーサルを重ねクオリティの高いライブを行っていることは一目瞭然である。アニメのキャラクターを愛を持って演じ、そしてファンとの一体感を大切にしたライブを作っている。
ここでそれぞれのファンに紹介するための代表曲を選ぶにはさすがに役不足過ぎると思うが、こう書いた以上は何も紹介しない訳にはいかないかと思っている。選曲の力のなさはご容赦いただきたいが、以下の楽曲を見ることでその魅力の一端がそれぞれのファンに伝われば幸いである。(感じてくれ!)

 


【MV Full】µ's 5thシングル「Wonderful Rush」【スクスタリリース記念!】


【スクスタ】 Guilty Kiss『Strawberry Trapper』MV


アンジュルム『46億年LOVE』(ANGERME [4.6 Billion Years Love])(Promotion Edit)


Juice=Juice『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(Promotion Edit)

 

ラブライブ!シリーズの魅力

にわかファンの私が一言で書き尽くせるものではないが、私が感じた魅力をいくつか紹介したい。
まず、アニメ本作はストーリーがどこまでもポジティブで素晴らしい。意地悪なライバルなどネガティブ要素が極めて少ない。また、いわゆる「萌え」を強要することもない。オーソドックスな王道のアニメストーリーなのだ。
そしてラブライブというスクールアイドル界の甲子園的なものを目指すスポ根でもある。挫折を乗り越え前に進む。仲間とともに前に進む。その姿に単純に感動させられるのである。我々じじい世代にも刺さるのはそういった王道スポ根的要素も大きいのかと思う。
また、音楽を中心に置いていることでミュージカル的要素も強い。彼女たちのその時置かれた状況、その状況での思いを歌にして歌う。物語の節目節目で彼女たちはステージに立ち、自分たちの言葉のように歌うのである。それが熱い。そこに感動がある。
声優さんたちのライブでもそれが再現されている。声優さんたちの高い演技力をベースにしたライブは感動ものである。先日公開されたAqoursのファーストライブの中の1曲「MIRAI TICKET」を始めて見たときは鳥肌が立ち、感動の涙に襲われた。ボロボロに泣いた。

【ネタバレ注意】アニメストーリーのネタバレを含みますので視聴はご注意ください。
ラブライブ!サンシャイン!!」1期を見てからの視聴をオススメします。


【ライブ映像】MIRAI TICKET @Aqours First Love Live! ~Step! ZERO to ONE~ (2017年2月25日Day.1)

 

ロケーション描写の精緻さも大きな魅力だ。「ラブライブ!」では秋葉原、神田、御茶ノ水と言った地域が、「ラブライブ!サンシャイン!!」では沼津市が舞台になっており、それぞれの風景が精緻に描かれている。架空のストーリーを精緻な現実世界の描写の中に置くことで、「リアル」であるかのような錯覚に襲われる。「ラブライブ!」では、個人的に見たことのある馴染みのある風景が何度も登場しニヤニヤさせられた。「ラブライブ!サンシャイン!!」では、沼津市内浦の美しい景色に見せられ、前述したとおり毎話聖地巡礼のキモチが溢れた。
また両作品ともに、2期26話で構成されているのだが、その26話でちょうど彼女たちの1年間を描いている。その1年間が季節感たっぷりに描写されており、彼女たちと一緒に日々を過ごしているかのような感覚がある。他のアニメ作品への造詣はまったくないが、本作の精緻なロケーション描写と季節感ある美しい作画は、物語の大切な要素であると言えると思う。


Aqours 1stSingle「君のこころは輝いてるかい?」Full

AqoursのファーストシングルMVの冒頭は、沼津市内浦の海岸沿いを走るバスの描写から始まる。実際の風景が精緻に描写されており、あたかも主人公がここに住み、学校に通っているかのような錯覚を覚える。

 

最後に

この長い駄文を最後まで読んで頂きありがとうございます。
ひとりでも多くのハロヲタラブライバーにこの思いが届いて欲しいと思って書き綴りました。ラブライブ!の魅力は私が書くには荷が重すぎましたが、にわかファンの戯言と思って読んで頂ければ幸いです。
このコロナ禍の中、自宅で過ごす時間が増えたことで出逢ったラブライブ!シリーズ。何故もっと早く出逢えなかったか!μ'sのライブに参戦したかった!と何度も思いましたが、このタイミングだから私は出逢えたのだとも思います。5年前の自分にμ'sを紹介しても無理だった気がします。でも、どのタイミングで出逢っても作品の素晴らしさは変わりません。アニメ作品だからこその普遍性があるとそう感じています。
この文章がいつどこで読まれるかはわかりませんが、ラブライブ!シリーズへの出逢いの一助になればと心から願っております。

*1:モーニング娘。をはじめとするアップフロントグループ所属の女性アイドルグループの総称。略称は「ハロプロ」→http://www.helloproject.com/

*2:学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品シリーズ。→http://www.lovelive-anime.jp/

*3:ラブライブ!」シリーズのファンのこと

*4:ハロー!プロジェクトの熱狂的ファンのこと

*5:当時ポッチャリアイドルとしてその愛らしい笑顔で人気を博した

*6:加賀楓さんは昨年別の番組で西木野真姫さん役の声優Pileさんと神田明神で会うというサプライズを受けている→https://twitter.com/pile_eric/status/1148581358291177472

*7:いまだに何故バレたのかはよく分かってない

*8:ラブライブ!」内の9人組スクールアイドル→http://www.lovelive-anime.jp/otonokizaka/member/

*9:ラブライブ!サンシャイン!!」内の9人組スクールアイドル→http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/member.php

*10:ラブライブ!シリーズ最新のスマホゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」→https://lovelive-as.bushimo.jp/

*11:ハロー!プロジェクトの最新グループ「ビヨーンズ」。楽曲の中にお芝居が含まれていたりと実験的取り組みが評価されている。2019年日本レコード大賞最優秀新人賞。→http://www.helloproject.com/beyooooonds/

ハロプロ研修生の公開実力診断テストが今年も最高だったので感想をまとめておく2019

先日2019/5/4、中野サンプラザに「Hello! Project 研修生発表会2019 ~春の公開実力診断テスト~」を見に行ってきました。毎年楽しみにしている公演で「死んでも参戦する」と言っていましたが、今年は前日のこぶしファクトリー初の単独ホールコンサートの翌日ということで、個人的にはみんなと朝まで飲んでいたこともあり、例年に比べるとずっと意識低く開演を迎えたのが正直なところでした。
でも、始まってみれば例年の緊張感で公演は始まり、やっぱり「見に来て良かった」と心から思える現場でした。ということで昨年に引き続きその感想を記録としてまとめておきたいと思います。5分で全部読めます。現場の振り返りにも是非。

 

【参考】昨年のレポート

【参考】一昨年のレポート

目次

歌唱曲一覧

それぞれの研修生の歌唱曲、歌唱順は事前にYouTubeの「ハロプロ研修生」公式チャンネルで公開されておりました。そのキャプチャーを貼っておきます。2019実力診断セトリ

Hako Report

今日は1階の15列下手寄りという席からの観覧で、肉眼でのステージ鑑賞を中心に、モニターでの細かい表情などの確認を交えながら臨みました。今回は昨年からの成長を感じるメンバーが多く、1年でここまで成長するのかと、改めて研修生システムの優秀さを感じました。
という訳で、本当に簡単ではありますが、全員についての感想を書き残したいと思います。あくまでも個人の感想です。その評価おかしいだろ!って思ってもご容赦ください。

No.01 橋迫鈴
 私が言う前に抱きしめなきゃね (Juice=Juice)

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まずダンスの力強さに目を奪われました。元々キレよく踊るタイプではありますが、身長も伸び体格も安定して来たこともあり、非常に安定感と力強さを感じました。そしてこんなに声量あったかなと感じる歌声、後半少し息切れしているかのようにも見えましたが、2年半の研修生トレーニングの成果をしっかり見せてくれてました。そしてあんなに小さくて可愛かったりんちゃんですが、少しお姉さん感出てきましたよね。今年で14歳になる中学2年生、この頃の女の子は少し見ない間にグッと雰囲気が変わりますよね。トップバッターの重圧を感じさせない見事なパフォーマンスでした。

私が言う前に抱きしめなきゃね (Memorial Edit)
Juice=Juice
2013/09/11 ¥250

 

No.02 小野田華凜
 恋の呪縛Berryz工房

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あどけなさの残るというか、あどけなさいっぱいの笑顔で挨拶からイントロ。生で見るのははじめての新人でしたが、これはハロヲタが好きそうな子だぞと感じる。ダンスはヘロヘロで評価うんぬんレベルではないけど、マイクホールド良く声がよく聞こえる。さすが研修生のトレーニングだと改めて。そしてどことなく色気のある歌声は非常に将来性を感じましたね。小学6年生になったばかりの11歳、これはまた将来有望な新人が現れましたねぇ。

恋の呪縛
Berryz工房
2004/11/10 ¥200

 

No.03 米村姫良々
 そうだ!We're ALIVE(モーニング娘。

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さすが研修生のエース。安定感バツグンのパフォーマンスでしたね。表情が素晴らしく自信に満ちた本人の充実を感じさせます。ピッチ安定の歌唱と、ステージを広く使ったリズム感あふれる動きで魅せる。パワフルでかつ可愛らしく。ハロプロが求めるものが備わってる感が凄い。そして名古屋イベントの成果もあるのか、トークのこなれ感がハンパない。いつでもトークイベントの仕切り任せられそう感。それにしても、いつでもデビューできる舞台度胸、パフォーマンスレベルだと中野のファンに見せつけてくれました。このパフォーマンスを見ると、まずはここが評価の軸だと思った方も多いのではないでしょうか。まずは心の中で二重丸を打ちました。

そうだ! We're ALIVE
モーニング娘。
2002/02/20 ¥200

 

No.04 出頭杏奈
 Help me!!(モーニング娘。

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まずは歌唱力の成長が素晴らしいなと感じました。Bメロで思い切って歌い上げてもピッチ安定。毎年思うけどみんな本当に成長が凄い。身体の成長とともにもう少しダンスがしっかりしてくるとパフォーマンスに厚みが出てくるなと感じました。歌声の表現力、そして表情もしっかり作ってきて、著しい成長を感じたひとりでした。

Help me!!
モーニング娘。
2013/01/23 ¥250

 

No.05 為永幸音
 オシャレ!(松浦亜弥

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派手な可愛い帽子に赤いドレス、さらにメガネで衣装のインパクト抜群。イントロからずっと表情が素晴らしく、歌い始めるまでにそのビジュアルでしっかりとアピールしたのはさすが。歌い始めたからも途中階段に座ってみたり、可愛く移動してメガネを外したりと、ステージングも練っていましたね。この日のステージの構成をじっくり考えて作り上げてきたのが伝わりました。難しい楽曲へのチャレンジでしたが、歌がもう少し安定してくるといいなという印象。

オシャレ!
松浦亜弥
2002/01/01 ¥200

 

No.06 窪田七海
 恋愛ハンターモーニング娘。

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まず感じたのはイントロのダンスのキレ。こんなに踊れる子だったかなという感覚。そして力強い歌声。これはやるなと前の2人の同期に負けず劣らずのパフォーマンスだと感じました。帽子投げるパフォーマンスもかっこよかったですね。一瞬どこか松浦亜弥を彷彿させるビジュアルで、今後の充実に期待です。

恋愛ハンター
モーニング娘。
2012/04/11 ¥250

 

No.07 小野琴己
 LOVE LIKE CRAZY(後浦なつみ

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歌唱は以前よりずっと安定ポンコツ感を感じさせなくなってきました。ステージを大きく使って楽しそうにパフォーマンスするのはメンタルの充実を感じさせました。スタイルを活かすウェスタン風のかっこいい衣装に、大人っぽい表情活かすメイクと、今回の最年少メンバーらしく色っぽさも見せてくれましたね。

LOVE LIKE CRAZY (2007 G-Emotion Ⅱ Ver.)
後藤真希
2010/09/22 ¥250

 

No.08 佐藤光
 Magic of Love(J=J 2015Ver.)(Juice=Juice)

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歌の総合力高いなぁと唸らされました。ピッチ安定、声量あり、そしてファルセットも素晴らしい。堂々としたステージングでこの曲をしっかりと歌い上げ、ここから3人続く北海道研修生の充実ぶりを観客に見せつけてくれましたね。透明感感じるルックスもさらに垢抜けてきた印象で、少女から大人へ、どんな変化を見せるのか楽しみな素材であることは疑いようがありません。

Magic of Love
太陽とシスコムーン
2008/12/10 ¥200

 

No.09 石栗奏美
 気まぐれプリンセスモーニング娘。

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イントロからキレキレのダンスで魅せる魅せる。目力強く表情にインパクありますね。自分の見せ方がよく分かっているようで、決めポーズの角度からの流し目はやられたファン多数でしょうね。曲に合わせたセクシーさも垣間見せ、かっこ良い衣装のジャケットををチラリめくる余裕も。歌もさらに安定でデビュー直前感満点。あんな決め顔でかっこ良くパフォーマンスするのに、歌い終わったらニッコリ笑顔なのも良かったですね。

気まぐれプリンセス
モーニング娘。
2009/10/28 ¥250

 

No.10 山﨑愛生
 夢幻クライマックス(℃-ute

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あんなちっちゃくて可愛かっためいちゃんですが、ルックスは少し大人びてきましたね。昨年観客の度肝を抜いた歌唱力は相変わらず安定で、歌声はセクシーかつ力強い。キャラクター的には思い切った選曲だったと思うが表情もセクシーに魅せる。マイク置いて裸足でアクロバットというどん欲さも好印象。そして、かわいらしさ満点のトークもしっかり準備してきた様子で、アイドルとしての成長著しいですね。

夢幻クライマックス
℃-ute
2016/11/02 ¥250

 

No.11 金光留々
 キラキラ冬のシャイニーG(田中れいな

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私は個人的に昨年投票したこともあり、注目のメンバーでしたが、最初の挨拶で間違えて「9番」と言った気がするんですが私の聞き間違いでしょうか?そんな間違いをしちゃうような緊張感だったのかもしれませんが、その後のパフォーマンスではそんな緊張感は感じさせませんでしたね。これでもかとコロコロ変わる表情は田中れいなを彷彿させる一瞬が何度かあり、研究に研究を重ねてきたことが伝わりました。歌声はかわいくも力強く安定。充実ぶりが伝わるパフォーマンスでした。

キラキラ冬のシャイニーG
田中れいな
2006/12/13 ¥200

 

No.12 中山夏月姫
 好きよ、純情反抗期。(スマイレージ

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歌ダンスともに以前のようなひ弱さがなくなり力強さ感じるパフォーマンス。ダンスにもう少しリズム感が出てくると良いなと。もともと色っぽい表情が魅力的ですが、そのセクシーさにもう少しバリエーションあるとなお良いなと。アンジュルムの新メンバーだったら今すぐ大丈夫なんじゃないかとすら予感させるパフォーマンス。しっかり成長を感じましたね。

好きよ、純情反抗期。
スマイレージ
2012/08/22 ¥250

 

No.13 山田苺
 GOOD BYE 夏男松浦亜弥

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歌ダンスともにパワフルでしたね。ステージ狭しと動き回るんですがマイクフォールド安定で歌声をしっかり届かせられるのは、研修生のレッスンでしっかり実力を積んできたことが伝わります。途中ピッチがぶれるところもありましたが、勢いで押し切るパワーも好印象。上野まりこ先生も言ってましたが、身長の伸びが止まり、自分で上手く身体をコントロールできるようになるとさらに成長しそうですよね。

GOOD BYE 夏男
松浦亜弥
2003/06/04 ¥200

 

No.14 工藤由愛
 ROCK エロティック(Berryz工房

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めいっぱい明るく「ロックエロティック!」と曲名紹介するところで客席から笑いが漏れる。今年も元気にパワフルに押し切るステージかなと思ってたんですが、「薔薇の似合う人生とはROCKエロティック」とセクシーかつパワフルに歌い出すと、去年とはモノが違うことに会場が凍り付くような感覚。とにかくこんな歌える子だったか?と驚きの歌声。力強く安定。そしてセクシーに歌い上げる。独特のダンス、ステージングも素晴らしく、完全に本日の優勝候補だと客席に印象づける。去年までの荒削りな印象はまったくなし。完成度高かったなぁ。北海道研修生はアイドル虎の穴か何かなんですか? 次々に逸材を送り出して来ますね。いやぁ、とにかく驚いた。圧巻のパフォーマンスでした!

Rockエロティック
Berryz工房
2013/10/02 ¥250

 

No.15 斉藤円香
 アイサレタイノニ…(モーニング娘。Q期

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パフォーマンスを見るのははじめての新人でしたが、イントロで躍り出したところで並の新人ではないことを気づかせる。歌もなかなかの安定ぶりで堂々としたステージ。表情も憂いのある色気があり素晴らしいし、終わったあとの笑顔も素敵でした。これはデビュー待機組だぞと感じさせましたね。大物新人登場です。

アイサレタイノニ・・・/モーニング娘。Q期
モーニング娘。
2012/07/04 ¥250

 

No.16 松原ユリヤ
 SEXY SEXY(Juice=Juice)

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ベターッと「せくしー!」と歌い出してずっこけそうになるが、いやいやしっかり声が出る、だんだん歌になる。ダンスはまだまだだし歌も抑揚が欲しいところですが、1年半のレッスンでここまで来るかと思わせる。しっかりパフォーマンスとして成立してましたね。最後「crazy」でウィンクするところなんかさすがだし、トークも明るくこなせるようになってきて、何もできなかったあの子がここまで出来るようになるのかと感心しましたね。

SEXY SEXY
Juice=Juice
2018/04/18 ¥250

 

No.17 松永里愛
 ガタメキラ(太陽とシスコムーン

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圧巻の歌声。私が今日の主役だと言わんばかりのパフォーマンスでしたね。歌声、表現の幅がすごい。そしてリズムが身体に染みついているかのような動き。時折見せる小悪魔的笑顔もエッセンスになっていて、この日に賭けて完全に仕上げてきたということを観客すべてに伝わるようなパフォーマンスでした。完全に本日の主役。ハロプロの次世代エースここにあり。最後の番号をこういう子が引くんですよねぇ。

ガタメキラ
太陽とシスコムーン
2008/12/10 ¥200

  

投票にあたって

最後の松永里愛ちゃんが圧巻のパフォーマンスだったこともあり、それまで気になっていた子と里愛ちゃんの比較で投票を迷った方が多かったのではと予測します。
私は、工藤由愛ちゃんの力強いパフォーマンスに驚きを隠せなかったので、少し考えましたが、工藤由愛ちゃん投票を迷いなく決定。とにかく気迫とパフォーマンスの完成度、そして驚きの成長度合いで決めましたね。実際投票箱に入れたらすでに多くの票が入っていて、でも少し横の里愛ちゃんと比べると若干少ないかなという印象でした。ここ2人の勝負と思った方は多かったのではないでしょうか。

 

受賞者一覧

ベストパフォーマンス賞
 松永里愛  ガタメキラ(太陽とシスコムーン) 419票
ダンス賞 
 工藤由愛  ROCK エロティック(Berryz工房) 得票数2位
歌唱賞
 石栗奏美  気まぐれプリンセスモーニング娘。
キャラクター賞 

 山﨑愛生  夢幻クライマックス(℃-ute
癒やされましたで賞 
 松原ユリヤ SEXY SEXY(Juice=Juice)

 

ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

 

前回と違ってベストパフォーマンス賞以外の得票数は発表されませんでした。審査員の方の評価で賞が決まる今回の形で良かったように思います。
ベストパフォーマンス賞を取るには選曲が非常に大切だなと改めて感じました。気迫が前面に出る曲、感情の色が見えるような曲を選ばないと、ファンの胸にグサッと刺さり多くの票を集めるのは難しいように思います。さらっと上手に可愛くこなすよりは、エモーショナルなパフォーマンスがどうしても有利になるように思います。今年の松永里愛ちゃんもそういう選曲で、勝利を確実なものにしましたね。
今回、各メンバーのパフォーマンスのあとの審査員コメントで、髙橋愛さんがそれぞれのメンバーを褒めつつも、しっかりと課題を提示していて、審査員として非常に好感が持てました。毎年来てくれると良いなということと、指導に関わってくれたら素晴らしいなと個人的には思いました。
あと、個人的にはおそらくかなりの票を集めた米村姫良々ちゃんにも賞を上げて欲しかったなと。選曲なんだよなぁ。素晴らしかったのは間違いありません。みんな評価の軸に置きましたよね。
しかし北海道研修生の充実ぶりはホント凄かったですね。今後どんな形になっていくのか楽しみです。

最後に

やっぱり、実力診断最高でしたね。こぶしのホールコンで燃え尽きたあとで、そんなにモチベーション高くない状態でしたが、始まったらメンバーの緊張感、気迫に夢中でステージを見ていました。やっぱりこの現場だけは何としてでも行きたい、改めてそう思いました。また、研修生に入るの子が厳選されつつあるのか、パフォーマンスレベルは以前に比べて安定して高い印象を受けます。メチャクチャな子がいないんですよね。今の人数というもは指導が充実する人数なのかもしれませんね。
とにかく各研修生がしっかりと準備をして、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことに感謝です。ハロプロは今後も安泰ですよ!

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さっそく動画が配信されました!

2019/5/8公開の「ハロ!ステ」にてさっそく動画が公開されましたね。この動画が上がるのに先駆けてブログを上げたかったのですが前後してしまいました。まあ、すぐに上げてくれるのは嬉しいところですね。ただ、毎回思いますが、映像で見るのと現場の空気を感じるのではホント違うんですよねぇ。

前編

後編