Hako Note

アラフィフのハロヲタ爺が長文やまとめを書きたくなったときに書く気まぐれブログ。人生ヒットエンドラン。

ハロヲタじじいが超短期間でラブライバーになったお話

私は47歳のじじいである。2人の子どもたちは大学生だ。
30代までヲタクとは無縁だった私が、40歳を間近に迎えて「ハロー!プロジェクト*1 にハマり、50歳が見えてきたこのタイミングで「ラブライブ!」シリーズ*2 にハマるという経験をした。このことを順を追って記したいと思う。正直に言う。私はアイドルの追っかけ「なんか」をやってる人のことを完全に馬鹿にしていた。「下に見ていた」と言っても良い。そして、自分がアイドルを応援することの喜びを知ったあとも、「萌えアニメ」に夢中になる大人を心のどこかで馬鹿にしていた。2次元のキャラクターを推すとか意味がわからないと思っていた。少ない情報と狭い視野からの偏見に凝り固まっていた、過去の自分をぶっ殺してやりたいとさえ今は思う。自分の知らない世界のことを、自分の知っているホンの少しの情報と価値観だけでアレコレと判断すべきではない。そんな反省もふまえてこの投稿を書き綴っている。ハロヲタの皆さんにはラブライブ!シリーズの紹介になればと思うし、ラブライバー*3のみなさんにも、よろしくお願いしますというご挨拶とともに、実在するハロー!プロジェクトというアイドル集団の素晴らしさをホンの少しでもご紹介出来ればと思っている。少し長くなるかもしれないがおつきあい頂けると幸いである。

 

ヲタク趣味とは完全に無縁だった30代まで

趣味は酒と読書にプロ野球観戦という、いわゆる普通のサラリーマンであった。息子の野球チームのコーチをやったりもしていたが、ほぼ無趣味と言って良いような人間だったと思う。子育て時期であり、仕事に没頭するタイミングだったこともあったが、少なくともヲタク的要素は皆無だった。そんな私だが40歳を迎える直前、2013年の春にまさに急坂を転げ落ちるようにハロヲタ*4になった。当時中学生だった娘が見ていた動画を横から覗き見したのがキッカケだ。今でも自分のどういう素養や嗜好に刺さったのかはよくわからない。しかし、現場至上主義のガリガリハロヲタになるまでに時間はかからなかった。

 

39歳で急にモーニング娘。にハマる

最初にハマったのはモーニング娘。である。
モーニング娘。ってまだやっているんだな」というのが最初の感想だが、9期オーディションの映像を見たことをキッカケに、漁るようにYouTubeの動画を見まくった。少女達の真摯なパフォーマンスを中心とした活動を見ることで喜びと幸せに満ちあふれ、どうして今まで出会わなかったのかと後悔した。かわいく、そしてかっこよかった。
はじめての現場はよく覚えている。モーニング娘。の中学生メンバー5人で行われたトークイベントに参戦した(昭島モリタウンで行われたリリースイベント)。勇気を出してCDを買い握手会に参加したあの日、「オレはこの子たちをずっと応援していくんだ!」と心に誓うような感覚を得たことを覚えている。アイドルを応援するということの素晴らしさに気づいた瞬間である。その後、9期メンバーの鈴木香音さん*5を中心にモーニング娘。を応援することになるわけだが、コンサートや握手会に足繁く通い、多くのハロヲタの友人が出来る喜びも知った。大人になってから友人ができる喜びは何物にも代え難いものだった。ハロプロのファンの多様性も相まって、世代も性別も違う友人と共通の趣味を通じて盛り上がれることはあまりに新鮮であった。


モーニング娘。 『ブレインストーミング』(Morning Musume。[Brainstorming]) (MV)
※私がハマった当時にリリースされたシングルで、このシングルのリリースイベントが私の初現場であった。

 

42歳でハロプロの新ユニット「こぶしファクトリー」にハマる

その後、2015年夏にメジャーデビューした「こぶしファクトリー」を、リーダーの広瀬彩海さんを中心に応援することになる。デビューを目前に控えた彼女たちの初々しさと前向きな輝き、そして新人らしからぬパフォーマンスに惹かれた。デビューからそばで見ていることで愛着が湧いただけでなく、彼女たちのパワフルなライブの楽しさ、ライブでのファンとの一体感にどんどん引き込まれていった。昨年のゴールデンウィークには初の単独ホールコンサートを開催し、そのステージに涙したことは記憶に新しい。彼女たちの魅力がどれほどのものか、そして私がどんなキモチで応援してきたかは一言では語り尽くせないが、この投稿の本質からは外れるのでこの程度にしておきたい。ただ、こぶしファクトリーを通じてまた多くの良き友人達と出会えたことが私の財産であることを記しておきたい。


こぶしファクトリー『明日テンキになあれ』(Magnolia Factory[Let it be a fine day tomorrow])(Promotion Edit)
※2018年春にリリースされた5人体制最初のシングル。パワフルボーカルで聴かせるライブの鉄板曲である。

 


こぶしファクトリー《アカペラ&ボイスパーカッション》LOVEマシーン
※彼女たちの活動の後半は歌に力を入れたもので、アイドル離れしたアカペラの魅力も大きな話題になった。

 

こぶしファクトリーの解散が決まる

そんな彼女たちが、今年の1月に解散を発表した。3月30日にTOKYO DOME CITY HALLで開催するラストライブを持って活動を終えることになった。デビューからずっと応援してきたグループの解散は私にはあまりにもつらい、受け入れがたいものだった。あえて仕事に打ち込み、こぶしファクトリーのことを考えないようにしていないと普通でいられないレベルであった。しかし、最後の日が近づくにつれ「彼女たちの気持ちにちょっとは寄り添えたらな」と、少しずつ受け入れるようになっていた。
だが、ご存じのとおり2月頃からは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化してきた。その状況の中、3月に発売されたラストシングルのリリースイベントはほとんどが中止となり、我々ファンはメンバーに直接最後の挨拶も出来ない状況となってしまった。そしてラストライブも無観客で行われることとなった。ライブビューイングやCS放送での中継で見守ることしか我々には出来なかった。今考えるとこのタイミングで無観客でも開催されたことはギリギリの判断だったと思うが、ファンとしては、ラストライブをこの目で見られなかったことは、あまりにもつらいものであった。


【ハロ!ステ#335】こぶしファクトリー ライブ 2020 ~The Final Ring!~スペシャル

 

コロナ禍の自粛期間に入る

このあとすぐに緊急事態宣言が出され、 個人的にも自宅でのテレワークが基本の生活が5月いっぱいまで2ヶ月続くこととなった。こぶしファクトリーの解散をこの目で見送れなかったこともあり、ハロプロに対する興味は少し落ちていたような気がする。こぶしファクトリーのメンバーの1人、井上玲音さんはその後ハロプロの先輩グループであるJuice=Juiceに加入することになった。個人的にはこの井上玲音さんと、ハロプロ研修生時代から応援しているモーニング娘。'20の加賀楓さん、Juice=Juiceの段原瑠々さんの3人を応援していこうと思っていたのだが、ライブやイベントはすべて中止となり、供給されるコンテンツも乏しい状況であったことも拍車をかけた。そんな中、ハロプロメンバーがアニソンを歌うという企画のYouTube動画が上がった(ハロー!アニソン部 - YouTube)。6月11日のことである。


2020年2月収録【ハロー!アニソン部#1】はじめまして企画!!ラブライブ!歌います♪【Snow halation】【Angelic Angel】

 

上の動画を見て頂いたらわかるが、いきなりの「ラブライブ!特集」なのである。ハロプロメンバーが、3次元のホンモノのアイドルがラブライブ!の楽曲を歌うのである。
あとから知ることになる訳だが、4つの連なる動画の中でμ'sの楽曲が8曲歌われている。
応援しているモーニング娘。'20の加賀楓さんは無類のアニメ好きとしても知られ、この動画では西木野真姫さん推し*6であることを公言している。そして、この企画のトップバッターとして『Snow halation』を歌うのである(加賀楓さんの歌唱は上の動画の6:59~)。ラブライブ!シリーズをご存じの方であれば、言わずもがなの名曲である。残念ながら私はカケラも知らなかった。ただ、加賀さんが楽しそうに思い入れたっぷりに歌うのを見てた。
今思えば、この瞬間に心躍らせたかった。何故オレは「ラブライブ!」を知らなかったんだ!!!

ちなみにハロプロ随一の歌姫小田さくらさんは『ユメノトビラ』を、前述の井上玲音さんは『僕らは今の中で』を歌っています。素晴らしいのでラブライバーの皆さん是非。
小田さくらさん『ユメノトビラ』
井上玲音さん『僕らは今の中で』

そんな感じで「ラブライブ!」って聞いたことはあったけど、ハロプロメンバーも好きなアイドルアニメなんだなぁってことと、楽曲はどれも良かったなという印象だけだったのが正直なところである。

 

私の前に「ラブライブ!」への求道者が現れる

この翌日6/12の夜だった。久々にハロヲタの友人数名と会うことになっていた。本当に巡り合わせは怖い。いや素晴らしいと言うべきか。
5年来の友人である30代前半のYくんから、「ラブライブ!見た方が良いですよ。最高ですから」「加賀さんも大好きなんですよ!」「騙されたと思ってまず1期の数話だけでも」というノリで30分近くプレゼンされた。私は彼との付き合いの中で一度も「ラブライブ!」という言葉を聞いたことがなかったので驚いた。パフォーマンスに定評があるハロプロのメンバー達が好きだと言い、筋金入りのハロヲタも勧めてくる。これはちょっと見てみようかなと思い始めた。翌朝、彼からは「U-NEXT」か「Dアニメストア」に初月無料で加入するように具体的なアドバイスまで届いたw

 

推しのラブライブ!に関するツイートが上がる

そしてその翌朝である。6/13の土曜日の朝である。前述の元こぶしファクトリーのリーダーである広瀬彩海さんのこんなツイートが流れてきた。

※大変わかりにくいのですがが、私が推している広瀬彩海さんは,私と同様にモーニング娘。'20の加賀楓さんを推しています。ちなみに広瀬彩海さんはアイドル活動を卒業し、シンガーとして活動されておられます。上記のツイートは午前中に消すと書かれているものの、1ヶ月以上経った今も消されていませんw

5年間ずっと推してきた(今でも推している) 広瀬さんが、こんな高いテンションのツイートをしているのだから、さすがに私も興味を持った。昨日Yくんに勧められた直後でもある。これは見ない訳にはいかないなと。ちょうど土曜日で休みである。時間はたっぷりある。

 

3話で早くも号泣したじじい

1、2話とふわっと感動しながら見る。かわいいなオイ。軽く涙も出る。じじいなので涙腺は緩い。アイドル現場で泣いたことも何度もある(自慢するな)。
軽く泣かせてくるなあと思いながら見ていたが、3話である。
3人が講堂のステージで歌い、踊り始めた瞬間、完全に号泣した。まだ見てない方にネタバレはしたくないので書かないが、もう素晴らしいのである。ラブライバーなら全員が共感できるはずだ。土曜日の深夜、アニメを見て号泣するじじいである。家族にバレないかハラハラしたぞw
前述の求道者Yくんに連絡した。「何だよこれ!号泣したぞ!」と。
Yくんは「3話で号泣してたら、このあとどうするんですか!」と笑っていた。
翌日、6/14(日)には1期13話を一瞬で見終えていた。全話泣いた。Yくんの予想通りである。ラブライバーならこのキモチはわかってくれるはずだ。いるのかどうかしらんがじじいのラブライバーならなおさらだ。オレはたった1日で自分の価値観が大きく変わったことを自覚した。2013年にテレビ放映されたアニメ作品が、7年後ひとりのじじいを感動させ、価値観を変えたのである。


Love Live! 1st Season #1 (EN.TW.KR Sub)

※「ラブライブ!」の1話です。YouTubeで無料で公開されています。是非。

 

2次元の推しが出来た

ちょうど1期を見終わった頃だったと思う。Yくんから「で、推しは誰ですか?」と質問が来た。ちょっと考えた。私はまさか2次元のキャラクターに推しが出来ると思っていなかったのだが、自分に問いかけてみたら、そこには私の推しが確かにいた。心の中に実在した。Yくんには「誰だと思う?」とイジワルに質問してみた。彼は「海未ちゃんでしょ?」とノーヒント・ノータイムで当ててきた。*7さすが一緒にヲタ活やって5年である。これは自分にとっては大きな驚きではあった。かつてアイドルファンを軽蔑していたのと同様に、2次元のキャラクターを推すという概念すら自分には想像を超えたことであった。でもそれが自分に起こったのである。紛れもなく、オレは海未ちゃんを推してるのである。(こうやって書いているとやっぱりかなりキモいw)

 

じじいはラブライバー

そこからは転げ落ちるようにμ’s(ミューズ)*8の魅力に取り付かれた。ラブライブ!2期、そして劇場版と見終えると、声優さんたちのライブ映像にも手を出した。アニメの映像を再現する声優さんたちのライブの魅力は新鮮だった。正直に言うと最初μ’s声優さんのパフォーマンスを見たときは、「歌は上手い人いるけどダンスがなぁ」と感じていた。しかし、キャラクターボイスでライブ全編を歌い続け、そのキャラクターを愛情をもって演じるステージは単純に素晴らしく、イッキに魅力に吸い込まれた。声優さんたち自身が個性豊かで魅力たっぷりだったこともある。そして同時に、「自分はμ’sにはもう会えないのかもしれない」という事実にも打ちのめされることとになった。何故オレはμ'sを知らなかったんだ!と何度も呪ったが仕方がない。ただ、後追いヲタクの利点はある。溢れるコンテンツを浴びるようにイッキに摂取することが出来るのだ。超にわかヲタクのくせに、3話の「講堂のライブから参戦している古参」であるかのような感覚でμ'sのあらゆるコンテンツを身に浴びた。幸せである。自分にそんな才能があったことに改めて驚いた。そして、自分がラブライバーであるという自意識すら芽生えてきた。素晴らしい!


【試聴動画】ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive! Blu-ray/DVD
※アニメ放送1期終了後に開かれた声優さんたちによるライブ。アニメの名場面を再現しているシーンを見て私はまた泣きました。素晴らしい。

 

そして「ラブライブ!サンシャイン!!」へ

μ'sが好きすぎて、なかなか踏み出せなかったが、そこはヲタク経験がモノを言う。摂取すべき目の前のコンテンツを消化しないわけがない。シリーズ第2作の「ラブライブ!サンシャイン!!」も見始めた。Aqours(アクア)*9 の魅力にも私はすぐにハマった。2期26話+劇場版を見るまであっという間だった。アニメの舞台となった沼津の美しい景色に魅了され、現地への聖地巡礼したいキモチが抑えられなくなり、主人公の家のモデルとなった旅館の予約も取ってしまった。そして、Aqoursの声優さんたちのパフォーマンススキルの高さ、アニメシーン再現のクオリティに唸った。ライブのBlu-rayも買った。声優さんの個々の活動をチェックしたり、スクスタ*10もインストールした。そして一番くじが発売されると聞けば、発売日にμ’sとAqoursと両方買うまでのラブライバーに成長した訳である。我ながらここまでが一瞬過ぎるとは思うが、ハマる時はこういうものである。仕方ないw

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一番くじで当てたタオル。発売日開店直後に購入したのでタオルはメンバーが自由に選べる幸運に恵まれた。Aqoursのタオルを誰にするかは店員の前で軽く30秒は迷っていたw

 

ラブライブ!ハロプロの共通点

そして今、何故私がラブライブ!シリーズにハマったのかを改めて考えてみると、ハロプロとの共通点がいくつか出てくる。当然ではあるが「アイドル」というものが共通している。しかしそれよりも、楽曲が素晴らしいことがポイントではないかと思っている。どちらも音楽と真っ正面から向き合ったプロジェクトである。私が長きに渡ってハロプロを楽しんでいるのは、ひとえに楽曲が良いからだと改めて思う。2014年頃までは、つんく♂氏が総合プロデュースを手掛けており、その楽曲のほとんどを彼が作詞作曲している。その総楽曲数は1000曲を超えると言われており。その楽曲群は多種多様である。つんく♂氏がプロデュースの表舞台から去ったあとも、ハロプロはその楽曲の多様性を維持し、多くのファンに愛されている。
ラブライブ!もその楽曲の素晴らしさは特筆モノである。どういった制作体制で、どんなプロデュースが行われているのかまでは知り得ていないが、アニメ本作で使われる楽曲(オープニング・エンディング楽曲や挿入歌)は漏れなくどれも素晴らしい。また、アニメには登場しない楽曲が数多く、その中にはグループ全員で歌う楽曲だけでなく、ユニット曲や個人曲もある。特にこのユニット曲や個人曲は挑戦的で尖った楽曲から、70~80年代を感じる懐かしい楽曲まで多種多様で、シリーズ全体の楽曲の多様性を産み出していると感じる。ハロプロファンには「BEYOOOOONDS」*11 の中の「CHICA#TETSU」「雨ノ森 川海」の楽曲を思い浮かべてもらうとイメージしやすいかと思う。
好みの問題が多分にあることは承知の上だが、「音楽」をしっかりと創り、それを中心としたプロジェクトだからこそ愛せるというのは、双方のファンにとってもおそらくしっくりと来る解釈ではないかと思われる。
また、グループ全員で歌いながら、ソロパートを細かく繋ぐ手法も共通点に挙げられる。何故ソロパートを繋ぐのがいいのか、私個人としても完全な解答を手にしてはないが、それぞれのメンバーの歌声を繋ぐことで個々の魅力が際立ち、それが繋がることでグループの色が見えるのではと思っている。
そして、生のライブ活動を大切にしていることも共通点に挙げられる。ハロプロはライブが主戦場である。ファンの前で生のパフォーマンスを行うことを何よりも大切にしている。どのユニットも年間100公演以上の各種ステージに上がる。ラブライブ!の声優陣によるライブはその回数こそ少ないが、リハーサルを重ねクオリティの高いライブを行っていることは一目瞭然である。アニメのキャラクターを愛を持って演じ、そしてファンとの一体感を大切にしたライブを作っている。
ここでそれぞれのファンに紹介するための代表曲を選ぶにはさすがに役不足過ぎると思うが、こう書いた以上は何も紹介しない訳にはいかないかと思っている。選曲の力のなさはご容赦いただきたいが、以下の楽曲を見ることでその魅力の一端がそれぞれのファンに伝われば幸いである。(感じてくれ!)

 


【MV Full】µ's 5thシングル「Wonderful Rush」【スクスタリリース記念!】


【スクスタ】 Guilty Kiss『Strawberry Trapper』MV


アンジュルム『46億年LOVE』(ANGERME [4.6 Billion Years Love])(Promotion Edit)


Juice=Juice『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(Promotion Edit)

 

ラブライブ!シリーズの魅力

にわかファンの私が一言で書き尽くせるものではないが、私が感じた魅力をいくつか紹介したい。
まず、アニメ本作はストーリーがどこまでもポジティブで素晴らしい。意地悪なライバルなどネガティブ要素が極めて少ない。また、いわゆる「萌え」を強要することもない。オーソドックスな王道のアニメストーリーなのだ。
そしてラブライブというスクールアイドル界の甲子園的なものを目指すスポ根でもある。挫折を乗り越え前に進む。仲間とともに前に進む。その姿に単純に感動させられるのである。我々じじい世代にも刺さるのはそういった王道スポ根的要素も大きいのかと思う。
また、音楽を中心に置いていることでミュージカル的要素も強い。彼女たちのその時置かれた状況、その状況での思いを歌にして歌う。物語の節目節目で彼女たちはステージに立ち、自分たちの言葉のように歌うのである。それが熱い。そこに感動がある。
声優さんたちのライブでもそれが再現されている。声優さんたちの高い演技力をベースにしたライブは感動ものである。先日公開されたAqoursのファーストライブの中の1曲「MIRAI TICKET」を始めて見たときは鳥肌が立ち、感動の涙に襲われた。ボロボロに泣いた。

【ネタバレ注意】アニメストーリーのネタバレを含みますので視聴はご注意ください。
ラブライブ!サンシャイン!!」1期を見てからの視聴をオススメします。


【ライブ映像】MIRAI TICKET @Aqours First Love Live! ~Step! ZERO to ONE~ (2017年2月25日Day.1)

 

ロケーション描写の精緻さも大きな魅力だ。「ラブライブ!」では秋葉原、神田、御茶ノ水と言った地域が、「ラブライブ!サンシャイン!!」では沼津市が舞台になっており、それぞれの風景が精緻に描かれている。架空のストーリーを精緻な現実世界の描写の中に置くことで、「リアル」であるかのような錯覚に襲われる。「ラブライブ!」では、個人的に見たことのある馴染みのある風景が何度も登場しニヤニヤさせられた。「ラブライブ!サンシャイン!!」では、沼津市内浦の美しい景色に見せられ、前述したとおり毎話聖地巡礼のキモチが溢れた。
また両作品ともに、2期26話で構成されているのだが、その26話でちょうど彼女たちの1年間を描いている。その1年間が季節感たっぷりに描写されており、彼女たちと一緒に日々を過ごしているかのような感覚がある。他のアニメ作品への造詣はまったくないが、本作の精緻なロケーション描写と季節感ある美しい作画は、物語の大切な要素であると言えると思う。


Aqours 1stSingle「君のこころは輝いてるかい?」Full

AqoursのファーストシングルMVの冒頭は、沼津市内浦の海岸沿いを走るバスの描写から始まる。実際の風景が精緻に描写されており、あたかも主人公がここに住み、学校に通っているかのような錯覚を覚える。

 

最後に

この長い駄文を最後まで読んで頂きありがとうございます。
ひとりでも多くのハロヲタラブライバーにこの思いが届いて欲しいと思って書き綴りました。ラブライブ!の魅力は私が書くには荷が重すぎましたが、にわかファンの戯言と思って読んで頂ければ幸いです。
このコロナ禍の中、自宅で過ごす時間が増えたことで出逢ったラブライブ!シリーズ。何故もっと早く出逢えなかったか!μ'sのライブに参戦したかった!と何度も思いましたが、このタイミングだから私は出逢えたのだとも思います。5年前の自分にμ'sを紹介しても無理だった気がします。でも、どのタイミングで出逢っても作品の素晴らしさは変わりません。アニメ作品だからこその普遍性があるとそう感じています。
この文章がいつどこで読まれるかはわかりませんが、ラブライブ!シリーズへの出逢いの一助になればと心から願っております。

*1:モーニング娘。をはじめとするアップフロントグループ所属の女性アイドルグループの総称。略称は「ハロプロ」→http://www.helloproject.com/

*2:学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品シリーズ。→http://www.lovelive-anime.jp/

*3:ラブライブ!」シリーズのファンのこと

*4:ハロー!プロジェクトの熱狂的ファンのこと

*5:当時ポッチャリアイドルとしてその愛らしい笑顔で人気を博した

*6:加賀楓さんは昨年別の番組で西木野真姫さん役の声優Pileさんと神田明神で会うというサプライズを受けている→https://twitter.com/pile_eric/status/1148581358291177472

*7:いまだに何故バレたのかはよく分かってない

*8:ラブライブ!」内の9人組スクールアイドル→http://www.lovelive-anime.jp/otonokizaka/member/

*9:ラブライブ!サンシャイン!!」内の9人組スクールアイドル→http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/member.php

*10:ラブライブ!シリーズ最新のスマホゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」→https://lovelive-as.bushimo.jp/

*11:ハロー!プロジェクトの最新グループ「ビヨーンズ」。楽曲の中にお芝居が含まれていたりと実験的取り組みが評価されている。2019年日本レコード大賞最優秀新人賞。→http://www.helloproject.com/beyooooonds/